DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol) は、端末に IP アドレスなどを
自動的に割り振るためのプロトコルです。これを利用すると、端末の管理を
ある程度自動化することができ、マシンの出入りが頻繁にあるような場所では
管理者の日常の負担をかなり減らすことができます。
しかし、サーバの立ち上げや設定にはそれなりのスキルやコストが
必要となるのも事実です。そこで RFC2322 では洗濯バサミを使った DHCP
プロトコルが提案されており、この実装には
- 通常の DHCP に対応していないネットワーク機器にも対応
- ネットワークに対応していないデバイスにも IP の割当が可能
(例)
- ベンダーによって実装方法が異なることがあまりないため、
DHCP サーバ・クライアントの設定が容易
- ある IP アドレスが貸し出されているか否かが一目瞭然である。
- いちいち端末にログインしなくても、ある IP アドレスが
どこで利用されているかという情報が簡単に得られる。
- 実装によっては、通常の DHCP サーバでは通知できない情報
(管理者の誕生日や飼っている犬の名前など)も同時に通知できる。
ただしその情報を利用するかどうかはクライアント依存です。
のように、素晴らしい利点がたくさんあります。
戻る