# # Postfix master プロセス設定ファイル。それぞれの論理行は、メーラを # 構成するプログラムがどのように動作すべきかを記述しています。 # # 論理行は非空白文字で、かつコメント文以外で始まります。 # 空行や空白だけの行は無視されます。最初の非空白文字が `#' である # コメント行も同様です。空白文字で始まる行は論理行を継続します。 # # それぞれの行を構成するフィールドは下に記載しています。 # "-" というフィールド値を使うと、そのフィールドにはデフォルト値が # 使われます。 # # Service: 指定されたtransport type(次のフィールドの事です)に対して # 有効な名前です。INET 配送では、サービスは host:port のように # 特定されます。ホスト部分(とコロン)は省略可能です。ホスト、ポートともに # 名前と数値のどちらでも与えることができます。SMTP サーバの例をあげます: # localhost:smtp とすると、ループバックインターフェース経由でのみ # メールを受け取ります。10025 とすると、メールを 10025 ポートで # 受け取ります。 # # Transport type: "inet" はインターネットソケット、"unix"は UNIX ドメ # インソケット、"fifo" は名前付きパイプです。 # # Private: メールシステムへのアクセスを制限するか否かです。デフォルトは # プライベートサービスです。インターネット(inet)ソケットはプライベート # にはできません。 # # Unprivileged: サービスをルート特権で走らせるか、Postfix システムの # オーナーとして走らせるかです(オーナー名は main.cf の mail_owner 設定 # 変数によって制御されます)。pipe および virtual、local 配送デーモン # だけは特権を必要とします。 # # Chroot: メールキューディレクトリ(パス名は main.cf ファイル内の # queue_directory で制御されます)に対して chroot してサービスを # 走らせるか否かを指定します。現在は pipe と virtual、local デーモン # 以外のすべての Postfix デーモンは chroot して動かすことができます。 # proxymap サーバも chroot して動かすことができますが、そうすると # 元の場所のサービスを持つという目的がほとんど意味を失います。 # examples/chroot-setup サブディレクトリ内のファイルにあなたの # マシンの種類で Postfix を chroot した環境でセットアップする方法が # 書いてあります。 # # Wakeup time: 指定した数字の秒数後に自動的に指定されたサービスを起こし # ます。wakeup time フィールドの最後に ? が付くと、実際に使われる # サービスのみに wake up イベントが送られることを要求します。 # 0を指定すると起こしません。現在は local pickup とキューマネージャ # デーモンが起動タイマを必要とします。 # # Max procs: 同時にこのサービスを実行できるプロセスの最大数です。 # デフォルトはグローバルに設定可能な制限(main.cf 内の # default_process_limit)を使います # 0 を指定すると、プロセス数を制限しません。 # # Command + args: 実行されるコマンドです。コマンド名は Postfix の # プログラムディレクトリ(パス名は daemon_directory 設定変数により # 制御されます)からの相対名です。-v オプションを一つ以上つけると、 # そのサービスは冗長なログを書くようになります。-D オプションは # symbolic なデバッグを可能にします(main.cf 設定ファイル内の # debugger_command 変数参照)。特定のコマンドラインオプションに # 関しては、もしあれば個々のコマンドの man pages を参照して下さい。 # # 下で "uucp" メッセージ配送を使うためには、配送テーブルのエントリを # セットアップしてください。 # # 下で "cyrus" メッセージ配送を使うためには、main.cf で # mailbox_transport として設定してください。 # # 「Postfix のデーモンとして動かすために書かれたプログラムのみを # 指定してください。ここに書かれたすべてのデーモンは Postfix の内部 # プロトコルが話せなければいけません。」 # # 「POSTFIX のキューを複数の POSTFIX で共有しないで下さい。」 # # ========================================================================== # service type private unpriv chroot wakeup maxproc command + args # (yes) (yes) (yes) (never) (100) # ========================================================================== smtp inet n - n - - smtpd #628 inet n - n - - qmqpd pickup fifo n - n 60 1 pickup cleanup unix n - n - 0 cleanup qmgr fifo n - n 300 1 qmgr #qmgr fifo n - n 300 1 nqmgr rewrite unix - - n - - trivial-rewrite bounce unix - - n - 0 bounce defer unix - - n - 0 bounce flush unix n - n 1000? 0 flush proxymap unix - - n - - proxymap smtp unix - - n - - smtp relay unix - - n - - smtp # -o smtp_helo_timeout=5 -o smtp_connect_timeout=5 showq unix n - n - - showq error unix - - n - - error local unix - n n - - local virtual unix - n n - - virtual lmtp unix - - n - - lmtp # # 非 Postfix ソフトウェアへのインターフェース。どのオプションが # 必要かを見付けるには、非 Postfix ソフトウェアのマニュアルページを # 注意して調べてください。 # # maildrop. 詳細はPostfix MAILDROP_README ファイルを参照してください。 # maildrop unix - n n - - pipe flags=DRhu user=vmail argv=/usr/local/bin/maildrop -d ${recipient} # # Cyrus 配送プログラムは非互換的に何回も変更されています。 # old-cyrus unix - n n - - pipe flags=R user=cyrus argv=/cyrus/bin/deliver -e -m ${extension} ${user} # Cyrus 2.1.5 (Amos Gouaux) cyrus unix - n n - - pipe user=cyrus argv=/cyrus/bin/deliver -e -r ${sender} -m ${extension} ${user} uucp unix - n n - - pipe flags=Fqhu user=uucp argv=uux -r -n -z -a$sender - $nexthop!rmail ($recipient) ifmail unix - n n - - pipe flags=F user=ftn argv=/usr/lib/ifmail/ifmail -r $nexthop ($recipient) bsmtp unix - n n - - pipe flags=Fq. user=foo argv=/usr/local/sbin/bsmtp -f $sender $nexthop $recipient