Postfix QMQP サーバサポート =========================== Ezmlm-idx メーリングリストマネージャのバックエンドとして使われる ことができるように、Postfix には QMQP プロトコルの予備的サーバ サポートがあります。このサポートはプロトコルのストレステストの ために、qmqp-source と qmqp-sink プログラムを含んでいます。 Postfix の QMQP サービスを使う ============================== すでにある Postfix システムで QMQP サービスサポートを使うには、 /etc/postfix/master.cf に次の行を付け加える必要があります: 628 inet n - n - - qmqpd サービスを有効にするには、"postfix reload" コマンドが必要です。 Postfix QMQP サーバアクセス制御 =============================== デフォルトでは、QMQP サーバはどのクライアントからもメールを 受け付けません。これは QMQP サーバはあらゆる配送先にメールを リレーするためです(この "プロトコル" には特定の受信者を拒否する 規定がありません)。 QMQP クライアントに権限を持たせるには、/etc/postfix/main.cf を 編集してクライアントパターンのリストを指定します。 qmqpd_authorized_clients = client, client, ... 例: qmqpd_authorized_clients = $mynetworks リストパターンにはホスト名やドメイン名、インターネットアドレス、 network/mask パターンを指定します。ここで mask にはネットワーク 部分のビット数を指定します。パターンがファイル名の場合は、 ファイル名がその中身で置き換えられます; パターンが type:name テーブルであれば、テーブル検索が代わりに使われます。LDAP や 正規表現マップで信頼したクライアントを管理することができるように なりますが、どちらもやりすぎでしょう。 パターンは空白やカンマで区切ります。結果を逆にするには、ファイル名 以外のパターンにエクスクラメーションポイント (!) をつけます。 Postfix QMQP サポートを使うために ezmlm-idx をセットアップする ============================================================== 注意: メッセージを ezmlm-idx に「入れる」ためには依然として qmail が 必要です。Postfix は現在のところ、ezmlm-idx 「からの」メーリングリスト トラフィックの配送のみをサポートしています。 http://www.ezmlm.org/faq-0.40/FAQ-4.html#ss4.19 に QMQP を使った ezmlm-idx を動かす方法が記述されています。 以下は伝聞に基づいています。Wietse に ezmlm-idx を動かす方法を 聞かないでください。Wietse には全てのメーリングリストマネージャを 個人的に入れて遊ぶ時間がありません。 1 - QMQP サーバを数字の IP アドレスで列挙しなければいけません。 ホスト名では動きません。これは DNS ベースで複数の QMQP サーバの 付加を分散するロードバランシングが使えないことを意味します。 2 - QMQP サポートは ezmlm-idx-0.04 では不完全です。 - ezmlm-send はドキュメントに載っていない -Q コマンドライン オプションを .qmail-listname ファイルに指定すると QMQP を使います。 - ezmlm-get は qmqpservers/0 ファイルが存在すると QMQP を使います。 - ezmlm-moderate は QMQP をサポートしません。これはモデレート しないメーリングリストだけを使うのであれば問題ありません。