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[postfix-jp:03363] Re: iplanet  directory  serverを使 用したpostfix の設定について



中満です.

On Tue, 16 Sep 2003 19:36:02 +0900
Kenji Wakamiya <wkenji@xxxxxxxxxxxxxxxx> wrote:

> 若宮と申します。
> 私も中満さんの SD の記事を元に、
> 本格的に Postfix をいじり始めたクチです(_ _)。

参考にしていただき,ありがとうございます.
記事にした甲斐がありました.

> 制約のきつい;) OpenLDAP で構成できたものなら、iDS へ持っていくことは
> 割と簡単だと思います。ひとまず参考文献の多い OpenLDAP で構成されてみる
> のもよいかと思いますが如何でしょう?
> #Software Design 2003 4-6月号が参考になります。
> #技評ホムペの補足情報も!

# もしかしたら以前投稿させていただいたかもしれませんが,念のため.

さらに補足情報なのですが,SDのようにLDAP対応のメールサーバを構築した場合,
一つのメールが配送されるだけでLDAP検索が何度も行われることに気がつかれたかと
思います.

LDAPがいくら検索重視のデータベースといえ,頻繁にtcp接続が行われては
パフォーマンス的なネックが発生してしまいますので,Postfix付属のドキュメントにも
ありますようにhash形式などのDBファイルを用いた方が実は高速です.

ですから,main.cfの中では
virtual_mailbox_maps = ldap:mbox
ではなく
virtual_mailbox_maps = hash:/etc/postfix/mbox, ldap:mbox
にしておいて,"LDAPサーバを検索しhash形式のdbファイルを/etc/postfix/mbox.dbとして
作成するようなスクリプト"をcronで動かしておけば,dbファイルが存在した場合にはそちらの
検索が優先されLDAPサーバに接続されることは無くパフォーマンスアップに繋がります.

ただしこの場合LDAP側とファイル側がリアルタイムに連携しているわけではありませんので,
LDAP側のエントリを削除しても一定期間配送が行われてしまうというデメリットもあります.

SunOne Messaging Serverが現在どのようになっているかは詳しく調べていませんが,
一世代前のSIMS(Sun Internet Mail Server)は実はこれと同様の仕組みを使っています.
(LDAP DBからファイル形式のキャッシュを作成することをdirsyncと呼んでいます)

# あと試してはいないのですが,数十,数百万ドメインの場合DBファイルが巨大になるので
# ファイル形式の方が遅くなったりするのかもしれません.
# 人柱希望だったり(^^;

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Hideo NAKAMITSU <nomo@xxxxxxxxxxxxx>
http://solaris.bluecoara.net/
----------------------------------- */

Follow-Ups
[postfix-jp:03365] Re: iplanet  directory  serverを使 用したpostfix の設定について, B<tommy@xxxxxxxx>
[postfix-jp:03366] Re: iplanet  directory  serverを使 用したpostfix の設定について, Taoka Fumiyoshi
References
[postfix-jp:03360] iplanet  directory server を使用したpostfix の設定について, Tetsuya Saito
[postfix-jp:03362] Re: iplanet  directory  serverを使 用したpostfix の設定について, Kenji Wakamiya

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